『遊戯空間「詩×劇 つぶやきと叫び in仙台」』

まだお席に空きがございます。
東京で好評だった舞台に仙台で活躍する俳優を加えた豪華なキャスティングが実現しました。
この機会に是非ご覧ください。」

作:和合亮一(「詩の礫」による)
演出:篠本賢一(遊戯空間 主宰)
出演:佐々木梅治(劇団民藝)
千賀ゆう子(千賀ゆうこ企画)
藤田三三三
篠本賢一(遊戯空間)
加藤翠
丹野久美子(劇団I.Q150)
渡部ギュウ(SENDAI座☆プロジェクト)
樋渡宏嗣(SENDAI座☆プロジェクト)

絵永けいが病気治療のため降板せざるを得なくなりました。
まことに申し訳ありません。

主催:遊戯空間
共催:仙台文学館
コーディネート:石川裕人
制作サポート:美峰子
協力:劇団I.Q150、SENDAI座☆プロジェクト、TheatreGroup“OCT/PASS”

◆日時:
3月17日(土)18日(日)
両日とも13:30〜(開場は30分前)
※上演時間は1時間30分を予定
※18日終演後和合亮一さんとのアフタートークあり
◆場所
仙台文学館  講習室
◆チケット:
【2/13 チケット販売・予約開始】
◯前売り・当日ともに2800円
(うち200円は復興支援金として寄付されます)
◯文学館の友の会員 2600円
◯チケット取扱い:せんだい演劇工房10−BOX
、仙台文学館 、火星の庭
◯web予約:【2/13予約開始】
ご予約はこちらから

これは、震災直後に発表された和合亮一の「詩の礫」を構成した舞台「詩×劇 つぶ
やきと叫びー深い森の谷の底で」(2011年7月、座・高円寺2)を上演した遊戯空間
と、仙台を代表する劇団TheatreGroup“OCT/PASS”、劇団I.Q150、SENDAI座☆
プロジェクトのメンバーによる和合亮一の「詩の礫」「詩ノ黙礼」をテキストにした
作品です。

 「詩×劇」とは、対話を中心に成り立つ近代以後の劇構造を見つめ直し、現代詩を
テキストにして、新たな演劇空間を模索する試みです。言葉は、俳優の身体を躍らせ
る音楽となり、観客を未知の世界へと誘います。

 そこで数多く取り上げてきた和合亮一氏の現代詩は、シュールレアリスムの手法で
書かれていますが、それは出会うことのない単語の強烈な衝突、執拗に繰り返される
エキセントリックなリズム、意表をついた劇的瞬間などが内包された、まさに演劇的
な言葉たちです。

 「詩の礫」「詩ノ黙礼」など、先の震災以後にツイッターで執筆され続けた詩は、
和合氏が、妻、息子、亡くなった祖父母ら自身の家族に向けたつぶやきであり、そし
てまた、この災害で傷ついた多くの方々に向けられた慰めの言葉でした。しかも、余
震、放射能の不安と恐怖に対する叫び、格闘する言葉でもあります。

 それらは、おおむね和合氏の一人称というスタイルで書かれていますが、それを俳
優たちが語る今回の企画は、和合氏から届いたつぶやきを、我々演劇人が、大きな叫
びにするための試みであり、また、福島に程近い仙台の演劇人と、福島から離れた東
京の演劇人が、状況、立場の違いを超えて声を響き合わせるコラボレーションでもあ
るのです。

 「詩の礫」「詩ノ黙礼」が鎮魂の言葉であるとするなら、いくつか挿入される震災
前の作品は、囃す言葉、つまり、心をざわつかせ、あるときは不可思議で、あるとき
は猥雑で、あるときは情熱的な、再生の言葉として捉えたいと思います。震災前の作
品シーンでは、俳優の身体表現も大きなウエートを占めます。震災の前と後、それら
の詩行が、鎮魂と復活の儀式となって「詩×劇 つぶやきと叫び」は進行していきま
す。

遊戯空間 篠本賢一

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